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サッカーW杯、日本が属するグループHは「3強1弱」? 対戦国は強豪ぞろい

FIFAワールドカップ・ロシア大会が6月14日にとうとう開幕した。日本がグループリーグで対戦するチームについて解説する。

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2018 FIFA World Cup Russia

サッカー日本代表は、19日にいよいよFIFAワールドカップ・ロシア大会の初戦を迎える。しらべぇ編集部ではこれを記念して、サッカー初心者に向けた入門記事を全4回で展開する。

第3回目となる今回は、日本がグループリーグで対戦するチームについて解説したい。

普段あまりサッカーに親しんでいない人からすると、おそらくどの国も一体どんなチームでどれくらい強いのか、想像もつかないことだろう。ここでは、各チームの特徴を簡単に知ってもらう。

 

■コロンビアと言えばハメス・ロドリゲス

日本時間6月19日21時キックオフの初戦で対戦するのは、コロンビア。4年前のブラジル大会ではベスト8進出を果たしている南米の強豪だ。

そのブラジル大会でも、日本はグループリーグでコロンビアと対戦している。結果は1-4で完敗。世界との大きな差を痛感させられた、因縁の相手であるとも言える。

高い守備力と切れ味鋭いカウンターが特徴のチームで、決定力も高い。ホセ・ペケルマン監督が2012年から指揮を執り続けており、チームとしても円熟期を迎えている。

ヨーロッパの強豪クラブに所属するスター選手が数多くひしめく中、とくに注目なのがMFハメス・ロドリゲス(バイエルン/ドイツ)だ。世界最高峰の選手の1人とされ、左右の足を使い分けて高い得点力を誇る。

また、ベテランストライカーのFWラダメル・ファルカオ(モナコ/イタリア)が、自身初出場となるW杯にモチベーションを上げているであろうことも想像に難くない。

 

■長身プレイヤーがそろうセネガル

24日24時から行われる第2戦では、セネガルと対戦する。アフリカ最終予選を無敗で勝ち上がってきた、大陸の雄だ。

個々の能力が非常に高く、フィジカルの強さも大会屈指であると言える。サディオ・マネ(リヴァプール/イングランド)ら、得点力の高いストライカーを多数擁しており、平均身長183.7センチの「高さ」は攻守において大きな武器となる。

「個の力に頼りがちで組織力に劣る」などと評されてもいるが、個の力でも組織力でも劣る日本が付け入る隙は、そうそうないと考えていいだろう。

 

■ポーランドのキーマンはレバンドフスキ

28日23時に迎える第3戦で相対するのはポーランドだ。激戦の欧州予選を、10試合28得点という驚異の得点力で勝ち上がったチームで、W杯での過去最高成績は3位。本戦出場は3大会ぶりとなる。

ポーランドと言えば、何と言ってもFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン/ドイツ)だろう。ドイツ・ブンデスリーガで長年スター選手として活躍する、世界屈指のストライカーだ。

ポーランド代表の歴代最多得点記録を所持している選手で、得点パターンも多彩。どこからでも点が取れる能力に長けており、ヘディング、ボレー、ミドルなど、どれを取っても一級品だ。

だが逆に言えば、彼1人だけが飛び抜けているチームとも言える。どうにかして彼を止めることさえできれば、勝負になる可能性はある。

 

■勝利条件は?

グループリーグは4カ国の代表チームによる総当たり戦で、3試合を戦った結果の「勝ち点」が高い順に2チームが決勝トーナメントへ進出できる。勝ち点は、勝利なら3が加算され、引き分けなら1、負ければ0だ。

3勝すれば勝ち点は9となり、3敗なら勝ち点は0で終わることになる。同勝ち点で2チームが並んだ場合は、当該チームの得失点差で、それも同数の場合は総得点によって順位を決定する。

それでも順位が決まらない場合は、当該チーム間の直接対決の結果で決める。これも引き分けだった場合はくじ引きとなる。

仮に2勝1分けで終えた場合、勝ち点は7となって文句なしに勝ち抜けとなる。理論上、2勝1分け以上が3チーム以上並ぶことはあり得ないからだ。

逆に、勝ち抜けに最低でも必要な勝ち点は4(1勝1分け1敗)となる。全試合が引き分けだった場合は勝ち点3で4チームが並ぶことになるが、そういうケースはまずないと考えていい。

つまり、最低でも1試合は勝たなければならないということになる。

 

■グループHは「3強1弱」

では、日本代表はグループリーグで1勝でも挙げることができるのだろうか。

グループリーグの組み合わせは、実力に応じて振り分けられている。大抵の場合、強い国が1カ国、弱い国が1カ国、どちらでもない国が2カ国という組み合わせになる。

これによって、ランキングの高い国同士がグループリーグでつぶし合うような事態を免れることができる。「好カードを決勝トーナメントまで取っておきたい」と考えるのは極めて自然なことであり、また公平性の意味でも妥当と言える。

しかし今回のグループHは「3強1弱」と評されている。もちろん「1弱」が日本を指しているのは言うまでもない。残りの3チームは実力伯仲と見られており、どこが勝ち抜けるのか予想することは非常に難しいのだ。

なお、2018年6月7日時点でのFIFAランキングは、ポーランドが6位、コロンビアが16位、セネガルが27位、日本が61位となっている。

 

■日本が勝ち抜けるには

日本が勝ち抜けを果たすためには、初戦のコロンビアに死に物狂いで食らいついて、どうにか引き分けに持ち込むことが最低限でも求められる。次のセネガル戦で白星をもぎ取れば勝ち点は4となり、勝ち抜けの可能性はゼロではなくなる。

もちろんセネガルに勝つことは容易ではない。だがサッカーは他の競技に比べて「番狂わせ」が起こりやすい競技だとも言われており、日本にそのチャンスがあるとすれば、最も可能性があるのがセネガル戦ということだ。

ポーランドには負けて元々。日本はコロンビア戦とセネガル戦の2試合に全精力を振り向け、ここを1勝1分けで終えることがミッションとなるだろう。過酷な使命だが、それ以外に道はない。

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(文/しらべぇ編集部・ナカニシキュウ

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