しらべぇ

渋谷すばるやビートたけし独立でも注目 芸能事務所はタレントに必要なのか?

自己アピールは個人でできる時代

エンタメ

こんにちは、元アイドルでコラムニストの小川満鈴(おがわみな)です。

ここ数年、国民的アイドル・SMAPやビートたけしさんなど、所属していた芸能事務所からの脱退が相次いでいます。これらにはどんな意味が隠されているのでしょうか? 芸能界にいた私なりに、考察してみたいと思います。

 

■芸能事務所の存在は知られていない?

私はいわゆる「子役」の出身で、細々とではありますが芸能界を経験させていただきました。

そして芸能活動中に感じていたのは、一般の方(本当はこの表現好きじゃないのですがお許しください)は、「タレントの所属事務所なんて大して気にしていない」ということなんです。

香取さん、稲垣さん、草彅さんが脱退したような「事務所自体が有名なケース」は別ですが、普通のアイドルや役者さんの場合は、事務所の名前はほとんど認知されていないと感じていました。

 

■そもそも芸能事務所って何?

芸能事務所というのを分かりやすく表現すると、「派遣会社」です。その会社にタレントが所属(登録)し、その会社が適材適所でタレントをTVCMやイベント、テレビ、出版社に送り込みます。

そして、その出演料などを、聞こえは悪いかもしれませんが「天引き」します。

もちろんマネージメントや仕事を探すのは事務所なので、単に天引きとは言えませんが、極論、タレント自身がこの「仕事を探す」ことができてしまえば、物理的に事務所の仕事はなくなります。そう、ここが非常に大事なんです。

 

■SNS普及で変化も

小川満鈴

インターネットが存在する前、SNS等のツールが存在する前は、事務所が自分の会社に所属しているタレントを売り出すために、出版社やテレビ局に菓子折りを持って挨拶にいくのは常套手段でした(今もあります)。

しかし、タレント自らがSNSやYouTubeなどで自己表現、アピールをできるようになってしまった今、その事務所の存在意義が薄れてしまっているのは間違いありません。

なお欧米では、タレントが事務所に所属するのではなく、俳優自らが交渉を代行してもらうエージェントと契約する(雇う)という形が、すでに一般的です。

 

■今後どうなっていくのか?

これは完全に私の予想ですが、おそらく15年後には、「芸能事務所の数は今の半数以下になっているのではないか」と思います。

タレントは自分で自分をアピールし売り込み、さらにギャラの天引きもされないという有益性に気がつくでしょう。

その証拠ともいえるのが、いわゆる「ユーチューバー」の存在。芸能事務所に所属もしていない一般の方々が一夜にして芸能事務所に何年も所属しているタレントよりも有名になったりします。

これを目の当たりにしてしまうと、所属しているタレントさんはその時代に流れに愕然としてしまうのです。

 

■芸能事務所が気になる?

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,352名を対象に調査したところ、全体的には限られた割合ではありますが、若い人ほどタレントの所属事務所に興味があるようです。

おそらくこれは、ネットの普及によって「調べやすくなった」という部分が大きいのかもしれません。

例えばですが、お笑い芸人・オードリーさんと世界的俳優の渡辺謙さんが、同じ系列の会社ケイダッシュさんに所属しているなど、芸能事務所ってなんだか不思議な存在なんですよね…。

・合わせて読みたい→倍近くに増えたケースも… アイドルは自分でギャラ交渉をすることができるのか

(文/しらべぇ編集部・小川 満鈴(おがわん)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代男女1,352名(有効回答数)

この記事の画像(3枚)

人気記事ランキング

ライター募集中 記者・編集者募集 fumumu