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ロバート秋山が1人10役を…世紀の怪作『黒い十人の秋山』を見逃すな

ロバート秋山が「1人10役」演じることで話題の特別ドラマ『黒い十人の秋山』が今夜ついに放送! 『クリエイターズ・ファイル』ファンは必見だ!

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(©テレビ東京)

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今夜23時30分より、年末特別ドラマ『黒い十人の秋山』(テレビ東京系)が放送される。

『クリエイターズ・ファイル』が今年大ヒットしたロバートの秋山竜次が「1人10役」を演じるということで、情報解禁後、大きな話題になった本作。

この記事ではその見どころを、関係者へのインタビューを交えながら紹介していこう。

 

■あらすじはこんな感じ

(©テレビ東京)

嵐の夜、離島のホテルで客の本庄一朗(滝藤賢一)が殺された。宿泊していた刑事・桐島さなえ(仲里依紗)と部下・取手健(満島真之介)は、停電の間に出入りした10人の宿泊客の中に犯人がいると断定。

 

(©テレビ東京)

オペラ歌手・冴島響一郎、トータル・ファッション・アドバイザー・YOKO FUCHIGAMI、美人秘書の戻川茜、外国人画家のパトリック・ベイカー、ファッションモデルのリシエル、サーファーのヒデト、プロゴルファーの犬塚聡子、美容整形外科医の財津隆也、建設会社社長の神取忠、猫を飼う男・村田安夫など、容疑者は一癖も二癖もある怪しい人物ばかり(すべて秋山竜次)。

 

(©テレビ東京)

さなえ、取手に加え、なぜかホテル従業員でさなえの従姉の桐島ケイ(堀内敬子)の3人で捜査を進めるが、全員アリバイがあった。さらにホテルのオーナー大城武史(山内圭哉)にも疑惑の目が向けられ、事態は混迷を深めていく。

 

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次々と現れる証拠や証言で意外な人物が浮かび上がる…そこには過去の陰惨な未解決事件が関係していた! 真犯人は一体誰なのか…! ?(公式サイトより)

 

(©テレビ東京)

 

■見どころその1:本格ミステリーとコントの融合

本作の見どころの1つ目は「ロバート秋山が1人10役を演じているにも関わらず、あくまで本格ミステリーとして作られている」というところ。

11月に行われた会見で、秋山は報道陣に対して以下のようにコメント。

秋山:位置づけが難しくて、やってみて『なんだこのジャンルは!』って感じですね。お話はミステリーとしてやってたんですけど、十人の扮装してる自分が出てくるわけだから『結局秋山じゃん』みたいな(笑) その声を減らしたくやってたんですけど、それはもう整形が必要になってくる。

 

(中略)

 

普段コントをやっているので何割コントの部分が出るか。たとえば7ドラマ3コントに抑えたいなと考えた。コント口調にして笑いを取ることもできるけど、ドラマのお仕事のオファーなので。

 

濱谷晃一プロデューサー

また、本作のプロデューサー・濱谷晃一氏はしらべぇドラマ班のインタビューに次のように話した。

濱谷氏:一見、馬鹿馬鹿しく思えるかもしれませんが、秋山さんが演じていなければシリアスなミステリーとしても成立するストーリーなんです。

 

「秋山さんが1人10役を演じる」という構造上の大ボケがある分、わかりやすい笑いどころも多くなくて。新しいと言うとあれですけど、あんまり観たことのない、変なドラマになっているなあと思います。

 

秋山だからこそ成し得た配合になりそうだ。

 

■見どころその2:豪華な共演陣

離島のホテルで殺人事件が起き、犯人はその場に居合わせた中のひとり」という、とっくの昔に使い古された設定を「ロバート秋山が容疑者全員ひとりで演じる」という荒業で新しく生み変えさせた本作。

しかし、作品をコントではなく、あくまで「ドラマ」として成立させるためには共演者たちの存在も重要だ。

そんな中、仲里依紗、満島真之介、堀内敬子、山内圭哉、滝藤賢一らが出演することに。1時間作品のキャスティングとは思えない充実っぷりである。

濱谷氏:本当に皆さん、演技派で素晴らしいなと思いました。秋山さんも「自分がどうやって演じてもドラマっぽく仕上がるから安心できた」とおっしゃっていましたね。

 

ちなみに仲さんはもともと秋山さんが大好きだったそうで、事務所に電話して3時間くらいでOKをいただけたんです。『クリエイターズ・ファイル』人気を肌で感じた瞬間でしたね。

 

■見どころその3:とにかく大変な1人10役

(©テレビ東京)

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しかし、秋山をはじめとするキャスト、スタッフたちを苦しめたのもまた「秋山が1人10役を演じる」という設定だったようだ。

濱谷氏:現場はとにかく大変でしたね。1人のキャラのパートを全部一気に撮る、ということはしなかったんです。衣装着替えと衣装チェンジが1キャラ30分くらいはかかったので、秋山さんはずっと早替えさせられている感じでしたね。

 

一方、現場のスタッフはと言うと、秋山さんの着替え・メイク待ちで中断することがとても多かったんです。ただ深夜ドラマの性質上、秋山さんパートを4日間、全体を5日間で撮る必要があり、撮影効率という点ではかなり大変でしたね。

 

そんな厳しい撮影スケジュールの中、秋山はキャラごとの演じ分けにもかなり苦労したようだ。

濱谷氏:YOKO FUCHIGAMIやリシエルはもともと『クリエイターズ・ファイル』で演じられていたキャラなので問題なかったようですが、それ以外は今回のドラマ用のために作ったキャラもあるので、「さっきどれくらいのテンションで喋ってたっけ?」と、わからなくなることもあったようです。

 

撮影当時、秋山さんは次のドラマの撮影に入る直前だったのですが、『次、1役だから楽ですわ~』っておっしゃっていたのが印象的でした(笑)

 

あまりにも大変だったようで、秋山は会見で映画化を打診されても拒否していた。

つまり、今回が最初で最後の放送になるということ。気になった人はぜひ観てみよう。

《これまでに配信した『黒い十人の秋山』関連記事はこちら

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(文/しらべぇドラマ班・クレソン佐藤

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