しらべぇ

ミッチーはサイコパスが似合う? 醜悪な本音が大噴出の『明日の約束』

極悪人ミッチーの「ヤバい目」がステキ? 薄々は感じていたが想像以上に闇深だった

エンタメ

(画像提供:(C)関西テレビ『明日の約束』

5日、井上真央主演の連続ドラマ『明日の約束』(関西テレビ・フジテレビ系)の第9話が放送された。

社会派ヒューマンミステリーと話題の本作も、残す所あと1話。視聴者が薄々感じていた「不吉な予感」を軽く上回るドロドロ展開に、ネット上でも注目が集まった。

 

■サイコパス? 極悪ミッチーの魅力

不登校の男子生徒・圭吾(遠藤健慎)がスクールカウンセラーの藍沢日向(井上)に告白した翌日に不可解な死を遂げ、日向がその真相を探っていくという本作。

生徒の自死やネットの闇、ネットの特定厨の書き込みを鵜呑みにした逆恨み復讐劇。さらに毒親やDV彼氏、中学生の援助交際など、深刻な社会問題満載の前回までの放送。

第9話で、今までの闇の深さを上回る衝撃を与えたのが、及川光博演じる担任教師霧島の「裏の顔」だ。圭吾がクラスで孤立した本当の原因は、担任の霧島が「圭吾は担任教師に友人の悪口を言っている」という空気を、意識的に「さりげなく」作り出したことがきっかけだった。

前回放送後も「霧島には裏の顔がありそうだ」という感想は出ていたものの、まさかここまで? と思うサイコパスぶりに、ゾッとした視聴者も多数。

 

■すべては繋がっていた?

一方、世間では圭吾の自殺の原因は圭吾の母・真紀子(仲間由紀恵)が彼の部屋を盗聴するなど、過度の束縛をしていたのが原因だとされ、母親が諸悪の根源だという方向のバッシングが続いている。

(画像提供:(C)関西テレビ『明日の約束』

そんな中、真紀子が圭吾の部屋を盗聴し始めたきっかけが、じつは圭吾の幼馴染の香澄(佐久間由衣)にもあったことが判明する。

香澄をいじめた女子生徒を、圭吾が復讐のため階段から突き落とした事件がきっかけで、真紀子は息子の部屋の盗聴を始めたのだ。

圭吾の犯罪は母親の知るところになっていないが、手を汚した日、圭吾は家出をして母親を心配させている。

女性向け掲示板『ガールズちゃんねる』には下記のような声も寄せられていた。

「香澄の敵討ちで圭吾がいじめっこを歩道橋から突き落とした時の家出が原因で、母親が疑心暗鬼になって盗聴したとしたら

 

(中略)

 

霧島が香澄をいじめさせて、その復讐で香澄が圭吾に身代わり犯罪をしてもらって、そのせいで母親が余計おかしくなって盗聴したり霧島に突撃して、そのせいで圭吾はいじめられ、追い詰められて圭吾自殺。って、きれいにつながってて良く練られた脚本だな」

 

■クズなだけではなかったゲス記者

圭吾の自殺を興味本位に取材し、日向たちにゲスな言葉を吐くヒールキャラの週刊誌記者・小嶋(青柳翔)もいい味を出している。

今回も、マスコミ情報に踊らされて犯人探しをする世間に対し、皮肉な意見を述べた小嶋

「どっかのテレビのコメンテイターが、言うわけですよ。彼の自殺は母親の歪んだ束縛から逃れるための、命をかけた告発だったんだって。聞いててつくづくバカだなて思いましたね。

 

(中略)

 

結果的に自殺を肯定しているてことに気がついてないからですよ。一時期、いじめっこの名前を遺書に書いて自殺する子増えたでしょ。マスコミが大騒ぎして、それを見た子供たちが学習するんです。自分の時もそうしよう、きっとみんなが僕の敵をとってくれる、って」

 

無関係な人々が、「いじめられて自殺した」と思われる人物に同情し敵討ちをしようとすることで、生きているいじめられっ子に「自殺すれば勝てる」という誤解を植え付けることになりかねない、というコメントには非常に考えさせられる。

 

■想像の斜め上をいく展開を期待

またも善人に見えた主要キャラの汚い本音が吹き出した第9話。霧島が陰で糸を引いていたという重大な真実が明るみに出て、多くの謎はひとつの線で繋がった。

しかし、圭吾の死の原因はわからないままだ。ネットの匿名掲示板では、「犯人探し」の愚かさを描いたストーリーなだけに「たったひとつの原因なんてない。複合的に困難な状況の積み重ねではないか」といった方向性の意見が数多く投稿されている。

しかし、最終話の予告編では、日向の声で「私が今一番許せないと思っているのは…」というセリフが流れている。想像の斜め上をいく衝撃が多いドラマなだけに、さらに視聴者を驚かせる展開が待っていそうだ。

《これまでに配信した『明日の約束』記事一覧はこちら

・合わせて読みたい→仲間由紀恵の狂乱演技に「ゾッとした」 闇や毒の出まくる『明日の約束』

(文/しらべぇドラマ班・星子

関連記事

人気記事ランキング

ライター募集中 記者・編集者募集 fumumu