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侍ジャパンがWBC決勝トーナメント進出!功労者はあの苦労人

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(画像は侍ジャパンオフィシャルサイトのスクリーンショット)

(画像は侍ジャパンオフィシャルサイトのスクリーンショット)

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の予選ラウンドが終了。日本は当初の予想を覆し、第1ラウンドから無傷の6連勝で準決勝進出を決めた。

 

■チームを守備で救った菊池涼介

要所でホームランを放った4番筒香嘉智選手や、勝負強さをみせた中田翔選手、3本塁打の山田哲人選手など、打者の好調ぶりが目立った予選ラウンド。

そんななか、1番の功労者と評価されているのがセカンドを守る菊池涼介選手だ。打率こそ低調ながら、その華麗な守備で何度も窮地を救い、チームに勢いを与えた。

なかでも大きかったのが、初戦のキューバ戦だろう。緊張の色を隠せない先発・石川投手が初回に招いた無死1塁2塁のピンチで、セペダが放ったヒット性のあたりに飛びつき捕球すると、即座に身体を反転させ2塁送球。見事、併殺を取ってみせたのだ。

このプレーが功を奏し、石川投手は0点で抑える。壮行試合から続く沈滞ムードが吹き飛び、チームは一気に「行けるぞ!」という雰囲気に。仮に失点していれば、3連敗もありうる展開だったといっても過言ではない。

小久保裕紀監督も試合後のインタビューで「菊池のプレーが大きかった」と賛辞を述べるほど。また、ファンも菊池内野手を絶賛している

 

■オランダ戦でも大ファインプレー

大接戦となった第2ラウンドのオランダ戦でも、1点差の7回表ランナー1塁でセンターに抜けようかというゴロをダイビングキャッチ。そして、体勢の悪い状態から2塁にグラブトスを敢行し、1塁ランナーを殺すスーパープレイをみせた。

このプレーは本場アメリカ・メジャーリーグ運営のサイトMLB,comにも取り上げられ、「演劇のよう」「世界的なディフェンス」などと大絶賛。全世界に「Ryosuke Kikuchi」の名が知れ渡った。

相手チームからも守備力が絶賛されており、対戦相手のオランダベンチでも一部選手が拍手するほど。

 

■アルバイトをしながら大学野球を続けプロ入り

菊池涼介選手は東京出身で、高校は長野県の武蔵工業大学第二に野球留学。甲子園に出場することなく、とくに注目されないまま東海地区大学野球連盟所属の中京学院大学に進学する。

家庭の事情でアルバイトをしなければならなかったそうで、昼は練習・試合、夜はパチンコ店で働きながら、4年間研鑽を重ねた。並大抵な精神では務まらないが、見事にこなしたという。

そんな菊池内野手に注目していたのが、広島東洋カープのスカウト。身体能力の高さに惚れ込み、2011年のドラフト会議で2位指名。入団後1年目から1軍で活躍し、今やカープになくてはならない存在となった。

侍ジャパンのメンバーは、そのほとんどが高校時代甲子園に出場するなどして注目を浴びていたエリートたち。そのなかにあって、苦労を重ねてプロ入りした菊池選手は異色の存在だ。

そんな彼がWBCの舞台で活躍することは、甲子園に出ていない球児や、地方大学野球でプレーする学生に大きな勇気を与えている。ちなみに、中京学院大学は昨年の全日本大学野球選手権で優勝。先輩の活躍に触発されたのだろう。

 

22日からのWBC決勝トーナメントは相手の投手もメジャー級。なかなか点が取れないことが予想される。雑草・菊池の守備力が、これまで以上に重要となってくるだろう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

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