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「はちみつ入り離乳食」で0歳児死亡 無知な「ネット上のレシピ」に警鐘

社会

はちみつ

(tinnapong/iStock/Thinkstock)

「はちみつ」と言えば健康に良い食品として知られ、「オーガニックで健康的な甘味料」として、白砂糖の代用品として用いられることも多い。

しかし、はちみつを食べたことによる死亡例が報告された。

 

■はちみつ入りジュースで「乳児ボツリヌス症」6ヶ月乳児死亡

離乳食としてはちみつを与えられた生後6ヶ月の男児が、「乳児ボツリヌス症」により死亡したと東京都が発表。

男児は、今年1月から市販のジュースにはちみつを混ぜたものを1日2回程度家族から与えられていたのだそう。その後2月16日に咳などの症状を訴え、同20日に病院へ搬送されるも3月30日に死亡し、男児の便や自宅のはちみつからボツリヌス菌が検出された。

国立感染症研究所によると、乳児ボツリヌス症での死亡例は今回が初めてだという。

 

■ネット上の「はちみつ入り離乳食レシピ」に警告

ネットでは、今回の悲しい報道を受けて「0歳児にはちみつを与えるな」という注意喚起を促す声が次々とあがっている。

中でも「加熱すれば大丈夫」と記述されたネット上の記事や、有名レシピサイト等に「はちみつ入りの離乳食レシピ」があがっていることが問題視する声が目立つ。

有名レシピサイト『クックパッド』で「離乳食 はちみつ」と検索すると、100件以上のレシピがヒットする。

そのほとんどのレシピには「1歳未満にははちみつを与えないこと」といった記述のある、1歳~の「離乳食完了期」向けのレシピなのだが、中には「注意書きのない0歳児向けと思われるレシピ」も存在する。

乳児ボツリヌス症の予防として、厚生労働省も昭和62年に通知を出しており、今回の報道を受けて改めて注意喚起を促している。

ボツリヌス菌は熱に非常に強いため、加熱したものでも0歳児には与えてはならない。

 

■意外と「知らなかった」ママは多い?

しらべぇ編集部が、「1歳未満の乳児にはちみつを与えてはいけないことを知っていたか」どうか、現在子育て中の母親3名に伺ってみたところ、3名とも「知っていた」と答えた。

・産院で、生卵やはちみつなど、乳児に与えてはいけない食品について指導を受けた

 

・育児書に書いてあった

 

・3ヶ月検診と併せて実施された「離乳食教室」で説明を受けた

 

「どこで知ったのか」聞いてみると、上記のように病院や自治体が実施している検診などで、「乳児ボツリヌス症」について注意を呼び掛けていることが浮かび上がった。

しかしながら、ネット上では「知らなかった」という声も少なからず見つかった。

「乳児ボツリヌス症」について世間に公表されたのがわりと最近であることから、知らない世代が存在することも事実のようだ。

再発防止のため、ネット上の誤った情報や、離乳食について正しい知識を持ってもらうための対策が急がれる。

・合わせて読みたい⇒【新米ママ必読】精進料理研究家が伝授「1週間分まとめて作る離乳食」とは?

(取材・文/しらべぇ編集部・もやこ )

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